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タイトル画像-崔領二-

浪速の喧嘩貴族、プロレスラー
崔 領二さんに独占インタビュー!!!

あ、見てみたいなっていう景色をさがしに旅するんですよ

現在、国内で50以上もの団体が存在しているといわれるプロレス業界。そんな中、どこよりも熱い男たちが集まっているのが、ZERO1-MAX。あの「破壊王」橋本真也のスピリッツを受け継ぐ団体である。
この日(08.5.29)、後楽園ホールにて5月シリーズ「確乎不抜」の最終戦が行われた。 第一試合の崔領二VS斉藤謙で、場内は早くも緊張感に包まれた。 キャリアの浅い斉藤が、いまやトップ戦線で活躍する崔に挑んだチャレンジマッチはプロレスの厳しさを知らしめるには、十分すぎるほどの内容であった。 「喧嘩サイボーグ」の異名を持つ崔から放たれる容赦ないキックは、真剣の鋭さでもって斉藤の体を何度も打ち抜いた。 強烈な打撃音は会場後方にまで響き、客席からどよめきを誘う。
最後はキャメルクラッチで、斉藤の体が限界までそり上がったところで試合終了のゴングが打ち鳴らされた。 勝ち名乗りを上げる眼光鋭い男、崔領二。
まさか、この翌日にインタビューをおこなうことになろうとは…

崔領二の写真_01

待ち合わせ場所のレストランにTシャツ姿で現れた崔選手は、驚くほどのナイスガイであった。 侍のごとき佇まいであった試合の時とはまるっきり正反対の、人懐っこい笑顔。 このギャップ、女だったら間違いなくオチる。

「ほんとはあんなにやりたくはないんですけどね、可愛がっている後輩ですし。でも今のうちに叩きこんでおかないといけないんです、 プロレスの厳しさを」

昨日の試合を振り返る崔選手の言葉に、一同納得。 プロレス用語に「トンパチ」という言葉がある。 常識ではおさまらない、やんちゃなプロレスラーを指すのに使われる言葉だが、 崔選手は、今のプロレス界ではすっかり貴重となったトンパチレスラーの一人であろう。
15歳で単身イギリスに留学し、そこから渡ったオランダで、ジェラルド・ゴルドーの元で格闘技を学んだ。

「留学の理由ですか?映画の勉強したかったからですね…ていうか、たまたまテレビで見た『羊たちの沈黙』にでてたジョディ・フォスターがめちゃめちゃ好きになってしまいまして、あっちにいったらジョディみたいな美人と付き合えるかと思って」

トンパチである。

そんな崔に大きな転機が訪れたのは、 師匠ゴルドーのセコンドで来場した「真撃」の会場で、中村祥之氏からスカウトされた。 「君みたいに体が大きな人はプロレスラーになるって決まってるの!」と、強引に連れて行かれた控え室にいたのは、 あの橋本真也だった。 「どうすんの?やるの?」 断れない空気だった。 2日後、崔はリングに上がっていた。 対戦相手はイゴールメインダート。 異例のスピードデビューだった。

順調にみえたスタートだったが翌年、内臓疾患で長期欠場を余儀なくされる。 2年に及ぶ先の見えないスランプは、崔にとって苦しい時間だった。

「正直、落ち込みましたね」

2004年に執念の復帰。そこからブランクを打ち消すかのような目覚しい活躍を見せる。ベルトを獲得したほか、2年連続で「火祭り」の優勝決定戦に進出した。 その勝気な性格とファイトスタイルは、他団体との対抗戦でも大いに発揮されている。

崔領二の写真_02

プロレスの楽しみ方を聞いてみた。

「まず、会場に来て欲しいですね。好きな選手を作ってその成長を応援してみてください。怪我をして立ち直ったり、目標に向かっていく姿とか、選手の人生を観れるのもプロレスの楽しいところですし。試合の感覚は例えるならジェットコースター。試合開始までジワジワと期待が押し寄せ、頂点に上ったと思ったら一気に走り出す」

崔選手の趣味は、旅だという。

「あ、見てみたいなっていう景色をさがしに旅するんですよ」


間もなく開幕する「火祭り08」。そこで崔領二はどんな景色に出会うのだろうか?
我々もその旅に同行しよう!


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