─現場系への若者離れや人材育成について、経営者の方から相談を受けることも多いのですが、修斗の選手を育成してこられた坂本さんは代表としてなにか工夫をされていますか? 坂本: いまの時代に合わせた育て方をするように心がけています。いまは、楽しさとか遊ぶことのほうが重要視される世の中ですから、自分たちが育ってきた厳しい環境とは全く違いますよね。現場系に限らず、どこも買い手市場じゃないですか。いくらでも他に働く場所があるんですよね。経営者側もそういった時代の違いを認識しながら育てないと難しいでしょう。 ─なにかポイントはありますか? 坂本: 『相手を認めてあげる』ということですね。 次に大事なのは『雰囲気作り』。入ったばかりの人にはどんどん声をかけて、緊張をほぐしてあげたりします。「お疲れ様」という声を必ずかけたり。 急に練習を休んだりして、ドロップアウトしそうな選手がいたら電話を掛けたりしてフォローしているジムもありますね。格闘技を目指す人は、年間一〇〇〇人ぐらいいます。そのうち残っていくのは30人程度、その中から選手になれる数はほんのわずかです。チャンピオンになれる確率はもっと低いわけだから、並大抵の努力では到達できない。1人で乗り越えられる人なんてほとんどいなんどいないんです。だからみんなで支えていく『雰囲気作り』が大切ですね。周りの応援に応えようという姿勢が、強い勝ち方にも繋がっていきます。現場系も同じだと思いますよ。 |
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坂本:もうひとつ大事なことは、『意味を見つける』ことですね。今、何をしているのか、何のためにこの仕事で辛い思いをしているのか、という意味を見つける手伝いをトレーナーや上司がしてあげることが必要だと思います。 ─現場系の仕事に携わる人へのメッセージをお願いします。 坂本:僕も若い頃には現場系の仕事をしていました。 |
坂本一弘(株式会社サステイン 代表取締役社長)
1969年3月4日生まれ。 修斗プロモーション会社「株式会社サステイン」代表取締役社長。 下積み時代は現場系をはじめとして、さまざまなアルバイトを経験されている。 ■修斗 ■プロフェッショナル修斗公式戦
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