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タイトル画像-坂本一弘-

格闘技を変える男!「株式会社サステイン代表取締役社長」坂本一弘 氏

俺が現場を変えてイク!

坂本一弘の写真_01

─現場系への若者離れや人材育成について、経営者の方から相談を受けることも多いのですが、修斗の選手を育成してこられた坂本さんは代表としてなにか工夫をされていますか?

坂本: いまの時代に合わせた育て方をするように心がけています。いまは、楽しさとか遊ぶことのほうが重要視される世の中ですから、自分たちが育ってきた厳しい環境とは全く違いますよね。現場系に限らず、どこも買い手市場じゃないですか。いくらでも他に働く場所があるんですよね。経営者側もそういった時代の違いを認識しながら育てないと難しいでしょう。

─なにかポイントはありますか?

坂本: 『相手を認めてあげる』ということですね。
最近の若い世代は、怒られ慣れてないんです。だから、ミスを怒ると、自己の人間性や人格まで否定されたと思ってやる気まで無くしてしまう。いきなりどかーんと怒ったりガミガミ怒鳴っても、ミスの改善にはならないんです。ほめて伸ばすことが大事。いいところをちゃんとほめて、悪いところはキッチリ叱る。メリハリをつけるんです。そうすることで、部下のほうも自分を見てくれている上司の存在を認め、指摘を素直に受け入れることができるんです。上司が部下のことをきちんと見ているんだっていうことを、見せてあげることが必要ですね。

次に大事なのは『雰囲気作り』。入ったばかりの人にはどんどん声をかけて、緊張をほぐしてあげたりします。「お疲れ様」という声を必ずかけたり。
また、上下関係についても『雰囲気作り』が大切。ジムなんかで、年齢の上の人があとから入って来ても年齢の上下関係は崩さないように指導します。スパークリングではボコボコにしていいんだけど、終わった後の挨拶・礼儀はきちんとするようにね。年齢が上でも夢をもって、命をかけて入ってくるわけだから、いい雰囲気を作ってあげたいんですよ。

急に練習を休んだりして、ドロップアウトしそうな選手がいたら電話を掛けたりしてフォローしているジムもありますね。格闘技を目指す人は、年間一〇〇〇人ぐらいいます。そのうち残っていくのは30人程度、その中から選手になれる数はほんのわずかです。チャンピオンになれる確率はもっと低いわけだから、並大抵の努力では到達できない。1人で乗り越えられる人なんてほとんどいなんどいないんです。だからみんなで支えていく『雰囲気作り』が大切ですね。周りの応援に応えようという姿勢が、強い勝ち方にも繋がっていきます。現場系も同じだと思いますよ。

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坂本:もうひとつ大事なことは、『意味を見つける』ことですね。今、何をしているのか、何のためにこの仕事で辛い思いをしているのか、という意味を見つける手伝いをトレーナーや上司がしてあげることが必要だと思います。

─現場系の仕事に携わる人へのメッセージをお願いします。

坂本:僕も若い頃には現場系の仕事をしていました。
現場系も、格闘技も、危険な仕事ですよね。せっかく命に関わることをやっていくんだから『夢を忘れない』で欲しいです。夢を達成するために、楽な方法はないんですよ。今の仕事を生涯全うするのでもいいし、他の夢のための手段でもいいんです。ただ、慣れてきて収入がよくなるとお金や遊びに目的がぶれて行きやすいんですよね。
夢を忘れなければ、失敗や辛いことがあっても、リカバーすることができます。僕が全力で走り抜いてここまできたように、覚悟を決めて走り続けて欲しいです!

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